温かく優しい祖父、守安但

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温かく優しい祖父、守安但

ある日のこと、家の大掃除をしていたら、古いお年玉袋が数枚出てきました。
これは、私が小学生だった頃に祖父である守安但からもらったものです。
よく見てみると、そのお年玉袋には達筆で何か書いてあります。
そこには、習字金賞おめでとうや、マラソン大会頑張ったねだったり、中には足の悪いばあさんといつも手をつないで歩いてくれてありがとうと書いてあるものもありました。
母に話すと、おじいちゃんはお金をあげるときには必ずその理由を話す人だったこと、そして私のことをいつもちゃんと見ていてそれを評価してくれる人だったと言います。
数年前私が結婚式を挙げたとき、披露宴の映像に使いたい写真を探すのに昔の写真を広げて懐かしんで見ていると、ふと気が付いたことがありました。
祖父の写真がほとんどないのです。
父にそのことを言うと、じいさんはいつカメラを片手にお前の写真ばっかり撮っていたものだからじいさん自体の写真は少ないんだなぁと言いました。
もう十数年前に亡くなってしまった祖父ですが、なんだかきっと今でも空から優しく私のことを見守ってくれているような気がします。